スクールウォーズ 泣き虫先生の7年戦争 は、私が小学生の頃に放送されていました。
1984年 10月〜 1985年 4月 放送
主演は山下真司さんで、ラグビーが主体の学園ドラマです。
“スクールウォーズ”が見たい!と父親にお願いすると、そのタイトルの意味が
分かっているのか?
見てはならん!
とリアルタイムでは見れなたと記憶しています。
父親からすれば、学校、戦争と聞くと、OKとはならなかったんでしょう。
なので再放送の所々しか見ていませんでした。
しかし、アマゾンプライムにありました。
出来るだけネタバレしないようにザーッと解説していきたいと思います。
名場面1 賢治の原点とは
スクールウォーズの冒頭は、花園ラグビー場での決勝戦でとうとうここまで登って来たか!
と過去の7年間の格闘を振り返っていく展開です。
賢治はまだ教師ではなく、教育委員会で働きつつ、ちびっ子達にラグビーを教える
事をしていた。
そんな時、川浜高校の校長が賢治を見つけドラマが展開して行く。
このドラマはなんと言っても賢治の真っ直ぐな人間性で、荒れている生徒ととことん向き合う事で分かり合えて行く事にあると思います。
若かりし賢治は、部員に対する自分の振る舞いを、恩師である野球部の監督
“藤山洋一”から野球を通じて人に対する“愛”を教えてもらう事になる。
それが賢治流の熱血指導の原点であるように思いました。
名場面2 顔面兵器のあの人!
“水原 亮”の登場シーンは一度見ると忘れられないような演出ですね。
かなりのインパクトで最強ボスがやって来たぞ!って感じです。
彼の役は、vシネマでお馴染みの“小沢 仁”が演じています。
当時のエピソードを“小沢 仁”氏のYouTubeで見る事ができ、
駆け出しであった頃なので、山下真司さんには世話になったと語っています。
水原が卒業して行く際、彼なりの感謝の気持ちが、自分が先生ならこの上ない嬉しい
プレゼントだと思いました。
名場面3 イソップの功績!
スクールウォーズを有名にしたのはこのエピソードではないでしょうか?
ラグビーにおいて彼のように、体力や体格に恵まれない人が、ラグビーに挑戦した人はいると思います。
その時点でレギュラーになる確率としては不利でしょう。
でもレギュラーになる、なれないではなく、ラグビーが好きだ!
ということでラグビーに挑戦し、苦しい練習にも耐えても試合には出れず、でも日々同じように練習はこなして行く。
こんな境遇で日々過ごされて来た方は大勢いるのではないでしょうか?
私の先輩にも頑張って練習に打ち込んでいても体格差でレギュラーになれずにいた人がいました。
そんな先輩の姿を見ていたので、今でもよく覚えています。
イソップの場合は特に悲劇的なケースなので心苦しく思いますが、
彼のように自分がどうであれ、できることをこなしていく姿が、多くの人が共感できた理由の1つではないでしょうか?
名場面4 マークコーチの名言
着実に実力をつけてきた川浜高校でしたが突然勝てなくなります。
そんな時に浜っ子クラブのコーチ マーク・ジョンソンが、確実にミスをしない方法は何かを教えてくれます。
それは”何もしないこと”。
何もしなければミスは起こらないが、それは死んだことと同じである。
生きて何かをすればミスをするのは当たり前です。
人間にはミスをする権利があるので、どんどんミスをしてのびのびとプレーしましょう。
と指導します。
そのやり取りを聞いていた賢治は、ラグビー部員達に”多少失敗は目をつぶるので、のびのびとプレーしていこう”と激を飛ばします。
すると固くなっていたチームがスランプから立ち直りました。
ドラマ冒頭の決勝戦へ!
ドラマ第一話の冒頭の続きが最終回。
このドラマは京都の伏見工業高等学校の山口良治先生がモデルとしたフィクションです。
NHKの番組で、山口先生の特集がされていました。
当時のラグビー部員の方は、相当なやんちゃだったそうです。
京都一の悪と言われた人は教師になっていました。
やはりドラマのように山口先生が熱血教師だったのでしょう。
ドラマではなくリアルなことなので、相当な覚悟をもって臨まれていたことでしょう。
改めてこのドラマの熱量が半端なっかったんだろうと感じました。
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興味の持った方はアマプラでも、ブルーレイでもトライしてみて下さいね。
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