ラグビーワールドカップで強豪国の一つにサモアがあります。
この国には、ニュージーランド代表の”ハカ”のようなウォークライ、”シバタウ”があります。
ラグビーの試合開始直前にウォークライは行われるので、
選手も観客もボルテージがMAX状態になります。
緊迫感が試合を更に演出するので、味わい深いですよね。
ラグビーが来たのはいつ?
オセアニアの島国であるサモア。
1860年頃ヨーロッパなどからの捕鯨船の補給港として栄えます。
1970年にイギリス連邦に加盟します。
古くからヨーロッパとの交易で、ラグビーがサモアに浸透したのも早かったのではないでしょうか。
1823年にエリス君がボールを抱え走り出したのが起源として、
日本の横浜に、イギリスの船員さんによってラグビーが来たのが、1874年。
恐らく、1860年以降にラグビーがサモアにもたらせたのではないでしょうか。
古くからヨーロッパとの交易で、ラグビーがサモアに浸透したのも早かったのかなぁ。
国土は鳥取県より同等か少し小さく、ラグビーよりもサッカーの方が盛んなようです。
サモアの伝統とは?
サモアは比較的に治安はいいとされていますが、伝統的なマタイ制度があります。
マタイとは長、首長、など権力者達で、マタイが村のルール、掟を定めます。
サモアでは何事もマタイの許可が必要です。
承諾なしで財産の処分や婚姻、入域するにも挨拶を取らなければなりません。
共有意識が強く、窃盗にあってもマタイに訴えれば戻ってくることも多いそうです。
秩序と敬意を重んじる民族なんですね。
シバタウの歌詞の意味は?
シバタウの歌詞は、なんと言っているか見ていきましょう。
Samoa! サモアよ!
Tatou o e tau le taua! 戦いにいくぞ!
Tau e matua tau! 激しく戦え!
Fai ia mafai! 勝つために尽力せよ!
Le Manu! マヌよ! (鳥よ!)
Sau ia! いざ行かん!
Le Manu Samoa e ua malo ona fai o le faiva マヌ サモアよ 汝の使命が果たされんことを
Le Manu Samoa e ua malo ona fai o le faiva マヌ サモアよ 汝の使命が果たされんことを
Le Manu Samoa lenei ua ou sau マヌ サモアはここにあり
Leai se isi Manu oi le atu laulau マヌは唯一無二のチーム
Ua ou sau nei ma le mea atoa 我の支度は整った
O lou malosi ua atoatoa 最強になって力は漲っている
La e faatafa ma e soso ese 前進せよ、道をあけよ
Leaga o lenei manu e uiga ese このマヌに及ぶものはない
Le Manu Samoa マヌ サモア
Le Manu Samoa マヌ サモア
Le Manu Samoa e o mai l Samoa マヌ サモアが支配する
Le Manu! マヌ!
マヌ サモアとはなんだろう?
ラグビーサモア代表は、”マヌ サモア”という愛称で呼ばれています。
マヌとは”獣”を指しますが、多くは”鳥”と使用されています。
サモアは島国で四方が海に覆われて、海鳥が多く生息することから由来しているかもしれませんね。
海鳥が獲物を狙って次々に襲いかかる姿が”マヌ サモア”の連続攻撃が連想される、
素晴らしい愛称ではないでしょうか。
サモアではシバタウというウォークライですが、他の国でも違う呼び名で行われています。
コメント