ラグビーのルールは分からない?試合観戦が楽しくなる基本を解説

ラグビーのルールを完全に理解しないと、楽しく観戦できないか?

と聞かれると、決してそうではないです。

実際は選手も全てを知ってプレーしている訳ではないのです。

実は、基本を知るとラグビーはそれほど難しくはありません。

ラグビーはよくルール改正されるスポーツです。

ですが基本が変更される事は殆どないです。

改正されるのは、ゲームの進行上スムーズな展開がなされるための箇所です。

得点でさえ改正しました。

均衡したゲームだと1点がゲームの勝敗を決するので、とてもハラハラします。

そんは時にチームがとる戦術が勝敗の決め手になります。

トライを取りに行くべきか、ペナルティゴールを選択するかなどです。

現在の得点方法はチームがトライを選択する戦術を選ぶための改正でした。

この投稿は2022年12月時点によるものです。

今後もルール改正はあるかと思われますが、基本を押さえれば数十年経っても楽しめます。

核になるポイントを解説していきますのでお付き合い下さい。

得点の付け方はどうするのか?

ラグビーのルールでは得点の上げ方は次の通りです。

トライ             5点

ペナルティートライ       5点

トライ後のコンバージョンゴール 2点

ペナルティーゴール       3点

ドロップゴール         3点

前後半40分の計80分で、得点の多いほうが勝ち。

同得点ならトライ数の多いほうが勝ち。

得点の上げ方が、なんとなくしか分からない方がいるようです。

試合の基本は陣取り合戦だ!!

ラグビーのルールでは、試合の基本は、陣取り合戦だと思っていると、分かりやすいと思います。

得点を上げるには、相手陣地のゴールエリアにボールをグラウンディングして、トライを取ること。

そのために敵陣で戦い、連続攻撃をして陣形を崩し、トライを奪おうとお互いがそう考えています。

なので、押しつ押されつの攻防が常に繰り返されています。

この押しつ押されつの攻防戦が退屈せずに、面白い!!

と感じる事ができれば、間違いなく中級者以上だと思って頂いてOKですね。

ラグビーのルール、連続攻撃の鍵は反則をしないこと!

ラグビーは攻めと守りが頻繁入れ替わります。

ルールを守りながら攻めの戦略、守りの戦略を考え最善策を瞬時に判断しています。

チームの意思疎通ができていないと、チャンスからピンチな状況へ一転してしまうのが
ラグビーです。

小さなピンチが反則で大きなピンチにも変わってしまいます。

反則数は勝敗の行方に大きく関係するので、できる限り反則を抑えたいところです。

反則でよくやってしまうものを解説

ラグビーのルールでよくやりがちな反則を紹介します。

これを知っておくと試合も分かりやすくなります。

反則名

1.スロー フォワード     ボールを前方にパスしてはいけない。

2.ノック オン        ボール前方に落とす。

3.オフサイド        オフサイドに位置するプレイヤーはゲームに参加できない。

4.ハイタックル       肩より上に行った危険なタックル。

5.ノット リリース ザ ボール   タックルされたプレイヤーは、ボールを放さなければならない。

6.ノット ロール アウェイ     倒れたプレイヤーはその場から離れないといけない。

7.オーバー ザ トップ       相手側に倒れ込む行為。

1〜4の反則はラグビーでは特に重要なものとなっています。

オフサイドについては、ボールよりも前にいたプレイヤーは、ゲームに参加できず、
味方のプレイヤーのボールを持っている者、又はボールよりも後ろにいる者が、
オフサイドプレイヤーを追い越すことでプレーに参加できる。

もしくは相手チームが、パス、キック、キャッチミス、あるいは、ボールを持って
5メートル移動することで、オフサイドが解消されます。

5〜7の反則はゲームを円滑に進めることを妨害するような違反行為です。

連続攻撃がつづいている時に、目立つ反則です。

選手としては思わずやってしまったり、相手側に反則を取らさせるプレーもあります。

その他にも色々と反則はあるのですが、あくまで代表的な反則を取り上げました。

これだけ知っておけば、ゲームの流れは理解できるように思います。

ラック、モールは、集団でボールを奪い合う

ラグビーのルールでは、密集するボールの奪い合うプレーが見られます。

それが、ラックとモールです。

ラックとは地上にあるボールを、双方のプレイヤー1名以上が立った状態で、

密着して奪い合うことです。

ラックが成立すると新たにラックのオフサイドラインが発生します。

オフサイドラインは、ラックに参加している最後尾のプレイヤーの後ろ足の位置に発生します。

ラックではボールは足で扱います。

手で拾ったり、故意に崩したりすれば反則となります。

また、ラックから離れたプレイヤーが再び参加するには、オフサイドラインより
後ろから参加しないと反則となります。

 

モールとはボールはプレイヤーが保持していて、敵味方が3名以上で立っている状態で成立します。

モールが成立すると、新たにオフサイドラインが発生します。

オフサイドラインはモールに参加している最後尾の後ろ足の位置に発生します。

モールから離れたプレーヤーが再び参加するには、オフサイドラインより
後ろから参加しなと反則になります。

モールを故意に崩すような行為は反則となります。

ボールがモールから離れたらモールは終了です。

モールがどちらサイドにも5秒間動かず、かつボールの動きがない場合は、

ボールを出せなかったということで、相手側ボールのスクラムでゲームが再開します。

一旦、ラックやモールが形成されると、ゲームの流れが”動”から”静”に変わり再び”動”になります。

この”静”の間に相手の陣形を確認しつつ、弱点を探し次の一手を実行に移します。

何とも緊迫してハラハラしてきませんか?

連続攻撃が3度4度となると、だんだんと綻び始めゲームが大きく動きやすくなるので、
注目してみて下さい。

タッチキックはゲームの流れを断ち切るプレー

ラグビーのルールではタッチキックという、流れを断ち切るプレーがあります。

ラグビーは攻守がどんどん入れ替わるスポーツで、ゲームが切れない限りは、
ぶっ通しで走り続けなければなりません。

80分間戦い切るには体力の消耗を考えなけれ力尽きてしまうでしょう。

ほんのひとときですが息をつける事ができるのは、ボールがコートの外に出た時です。

ラグビーは陣取りゲームなので、いかに相手陣地でプレーできるかで得点チャンスが増します。

ボールを大きくキックして陣地を回復させたり、ラインの外に蹴り出すことでゲームが中断して、
体力と陣地を回復させる戦術をよく取ります。

ボールをラインの外に出すことをタッチキックといいますが、ルールがあります。

自陣22mラインの内側よりキックしてボールがラインをダイレクトに外に出た時は、

ボールがタッチラインを割った地点での相手チームのラインアウトで再開。

要は自陣22m内側ではダイレクトに外に出すことが可能。

しかし自陣22m外側でダイレクトでタッチラインの外に出してしまうと、

ボールを蹴った地点に戻され、相手チームのラインアウトで再開となってしまいます。

自陣22mの外側ではダイレクトタッチができないので、一旦コート内でバウンドさせてから、

タッチラインの外に出すことができれば、割った地点での相手チームのラインアウトで再開。

バウンドがラインを割らなければ、ノータッチ! ゲームは続行です。

キッカーより前方にいる味方はオフサイドの位置にいる為ゲームには参加できません。

自らが走り、またはキッカーの後方にいたプレイヤーが、オフサイドを解消させる
必要があるのです。

自陣22m外側ではキックの技術と運が必要になるわけです。

またハーフウェイライン自陣より、キックで相手側の22mライン内でボールが、

バウンドしてタッチラインを割った時は、マイボールでのラインアウトで再開。

トライチャンスとなります。

味方に有能なキッカーがいれば心強いですね。

スクラムとラインアウトでチームを分析する。

ラグビーのルールを知ると、チームの分析もできます。

スクラムとラインアウトはその代表的なものです。

スクラムはフォワードの8人が力を結集するパワー対決です。

スクラムで押し勝つチームは、相手チームを飲み込んでしまうような雰囲気が・・・出る?。

スクラムを故意に崩す行為やボールを真っ直ぐに投入しなかったりと様々なルールが存在します。

注目したい点はパワー対決において勝つという事は、相手チームに与える精神的な
プレッシャーです。

ジリジリと後退する場面では、チームにのしかかる重圧のような雰囲気が漂います。

 

ラインアウトは、ボールを投げ入れる人とキャッチする人のタイミングがポイントです。

ボールは、両チームの真ん中に投げ入れなければ、反則となります。

自分のチーム側に寄って、投げ入れてしまいがちですが駄目なんです。

強いチームになるほどスピード、キレ、高さ、駆け引き、タイミングが芸術的に行われ、
楽々こなされているように見えてしまいますが、ハイレベルな職人技と言えます。

相手ボールのラインアウトを奪う事に成功するチームは、勝利することが多いように思う?。

要はマイボールは全部取り、更に相手ボールを取り込めてしまう力がある、という事です。

そんなチームは勝利しやすい傾向にあります。

細部にまで洗練されたチームプレーができる事は、仕上がっていると見ていいと思います。

ラグビーは15人でプレーするのでチーム力は大切ですし、走力も大いに勝因に関わります。

ジャパンも1人1人の力が結集され、チーム力が増しているのだと思います。

更に上を目指し取り組む姿勢に応援せずにはいられませんね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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